高血糖・高血圧・高尿酸値には全粒穀物

 

全粒穀物が健康に与える好影響については、今や数々の論文が発表されています。

Cleveland Clinic study finds whole grain diet reduces cardiovascular disease risk

A Whole-Grain Diet Reduces Cardiovascular Risk Factors in Overweight and Obese Adults: A Randomized Controlled Trial

 

論文では、心血管疾患のない50歳未満の肥満男女グループにおいて、全粒穀物摂取の効果を調査したところ、拡張期血圧の改善が精製穀物と比較して3倍以上になった、と報告しています。
この改善の効果は、心疾患による死亡のリスクをほぼ1/3に、脳卒中による死亡のリスクを2/5に減らすことに相当するそうです。

全粒穀物の高血圧改善効果については、米国の国立衛生研究所に属する国立心肺血液研究所も、高血圧の予防と治療に推奨しています。

そろそろ高血圧も何とかしてみないか?

 

上記記事で紹介したBritish Medical Journal に掲載された論文によれば、精製穀物を全粒穀物に置き換えた食事法では、高血圧のみならず、尿酸値も低下させ、痛風のリスクも抑えるそうです。

The Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH) diet, Western diet, and risk of gout in men: prospective cohort study

 

更に、米国心臓病学会のサイトに目を向ければ、1日の炭水化物摂取量の少なくとも半分は全粒穀物であることを推奨しています。

Whole Grains and Fiber – American Heart Association

 

米国心臓病学会は、
全粒穀物の摂取は血中コレステロール値を改善し、心臓病、脳卒中、肥満および2型糖尿病のリスクを低下させるのに役立ちます。
と、言っています。

全粒穀物と2型糖尿病の関係については、全粒穀物摂取は糖尿病発症を35%低下させるという論文もあります。

Whole Grain, Bran, and Germ Intake and Risk of Type 2 Diabetes: A Prospective Cohort Study and Systematic Review

 

以上の様に、高血糖・高血圧・高尿酸値という三大親父病を予防、改善してくれる全粒穀物を、世の親父の皆さん(おばはんも)は食べない訳には行きません。
身近なもので、思い浮かぶ全粒穀物と言えば、やはり玄米でしょうか?

 

 

とは言え、食卓の主食を白米から玄米に変えるとなると、中には「白米がいい!」と反対する家族も現れるかもしれません。
一昔前でしたら、

何を貴様、こら。誰のおかげで飯食えると思ってんだ、このタコ。

と、親父のカミナリを落とせば済んだでしょうが、今や時代は変わりました。
家庭内でのポンコツ親父の決定権も人権もありません(笑)

そんな親父の皆さんには、全粒シリアルというとっておきのものがあります。

 

 
全粒シリアルは朝食にもピッタリです。
お勧めの食べ方は、無脂肪牛乳または低脂肪牛乳とプロテインをかけて食べれば、満員電車もどんと来い!です。

 

全粒穀物の体感できる効果とは?

これまで述べてきた全粒穀物の効果というのは、食べてすぐに効果が体感できるものではありません。
やはり、それは食べることを習慣化した後、中長期的に効果が現れるものです。

しかしながら、実は、ほんの数日の内に体感できる効果というものもあります。

何かと言えば、それは「便通」です。

おっさんともなると、うんこのキレが悪くなるものです。
便秘に悩むおばはんも多いことでしょう。

食物繊維の多い全粒穀物は、あっという間に便通の悩みを解消します。

もう、うんこしてもトイレットペーパーが要らないぐらいです(笑)

皆さんも、毎日うんこして、健康的な生活を送りましょう。

 

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